2022年12月2日、俳優の渡辺徹さんがお亡くなりになったと報じられました。
渡辺徹さんは11月28日に敗血症で亡くなっていたそうで、享年61歳という早すぎる死でした。
渡辺徹さんといえば、長年闘病生活を送っていましたよね。
今回は、渡辺徹さんの病気について、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
渡辺徹の病気はいつから?
俳優でタレントの渡辺徹さんが、11月28日午後9時1分、敗血症のため病院で亡くなっていたことが分かりました。
11月20日に発熱し、腹痛などの症状が出たので、病院で検査を受け、細菌性胃腸炎と診断されて入院していたそうです。
その後、敗血症と診断されて治療を受けていましたが、回復せず。葬儀・告別式はすでに家族葬で行っており、後日、お別れの会を予定しています。
振り返ると渡辺徹さんの半生は、常に病気と闘っていたようです。
糖尿病(1991年)
渡辺徹さんは子供のときから肥満児だったのですが、「太陽にほえろ!」のオーディションに合格した際は83kgほどでした。
オーディション合格から撮影スタートまで、半年以上期間があったため、その間に体作りやアクションを特訓し、69kgにまで減量します。
しかし、「太陽にほえろ!」終了後は、130kg前後までリバウンドしてしまい、俳優としての仕事が減少します。
その後は、司会者やタレントとしての活動が多くなりました。
肥満のピークは結婚したときだったので、榊原郁恵さんの料理によって、ダイエットに成功。1991年頃には、90kgまで痩せたものの、30歳で糖尿病と診断されてしまいます。
当時は「料理天国」にレギュラー出演しており、収録のたびに高級料理を食べ、料理を詰めて持ち帰っていたほどです。
ある日、収録中に胸が苦しくなり、血糖値が600あったことが発覚。体重は120キロとなり、大食いの仕事もあって、どんどん不摂生がたたります。
昔から、偏った食生活と高カロリーの食べ物を摂取しており、1日の食事回数が6回と明かしていたこともありました。
お酒を飲んだら必ずラーメンを食べて、肉やてんぷらなど、カロリーそのものが好きだったと話していました。
何でもマヨネーズをかけたり、ひどい時にはマヨネーズをそのまま飲んでいたとか。カルピスも水で割らずに飲み、炭酸飲料をなんと1日9リットル飲んでいたそうですよ。
それでも渡辺徹さんの健康法は、「食べること」で、コーラ6本を一気飲みするような豪快な食生活を送っていました。
さらに、たばこを1日100本も吸うヘビースモーカーで、むしろこのときに命があったのが不思議なほどですね。
糖尿病を発症してからは、急激なダイエットやリバウンドを何度も繰り返していました。
虚血性心疾患(2012年)
暴飲暴食と規則正しい食生活を行き来する生活を続け、無理がたたったのか、心臓に負担が掛かったようです。
2012年に、渡辺徹さんが緊急入院したという報道がありました。
渡辺徹さんは当時、舞台の仕事をしていたのですが、だんだん歩くのが遅くなり、少し階段を上がるだけで息を切らしていたのです。
榊原郁恵さんからは何度も、「顔色が悪いから検査をした方が良い」と、心配されていたそうです。
近所のクリニックへ行くと、病院で精密検査を勧められ、そのまま大学病院に向かい、入院することになりました。
心臓冠動脈3本の内、1本が完全に詰まっており、大変危険な状態だったそうです。
舞台はすぐに降板し、心臓のバイパス手術を受けています。
当時は榊原郁恵さんに隠れて、暴飲暴食を続けていたそうで、食事管理の反動で、ロケ先で爆食していたそうです。
翌2013年にも、膵炎(すいえん)で入院しています。
慢性腎不全(2016年)
渡辺徹さんは2016年から、人工透析を受けるようになります。
週3回、1度に約5時間の人工透析を受け、6年間も続けていたということですから、かなり状態が悪かったと思います。
人工透析というと、体内の老廃物を腎臓で排泄することができない、という状態です。
体内に老廃物がたまると、身体に大きな負担がかかるので、人工透析で排出するということですね。
しかし、腎機能の低下は避けられず、徐々に身体に負担がかかっていったようです。
それ以降渡辺徹さんは、だんだん食生活も意識するようになります。
同じ病気を経験した徳光和夫さんには、「5年経つと元の木阿弥になるから」と、アドバイスを受けてきたそうですよ。
これまでの暴飲暴食を辞めて、摂取カロリーも抑え、体重が79kgまで落ちたそうです。
その後は、歩く速度も上がり、息切れも無くなったそうですよ。
大動脈弁狭窄症(2021年)
渡辺徹さんは、すっかり健康に気を遣うようになっていたのですが、2021年には大動脈弁狭窄症を発症してしまいます。
当時ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」に出演中でしたが、息切れや咳などの症状が出たため、舞台を降板しています。
大動脈弁狭窄(きょうさく)症とは、心臓から血液の出口となる弁が硬くなり、心不全を起こす可能性もある病気です。
渡辺徹さんは2021年5月に手術を受け、同月末には無事退院しています。入院期間が長かったので、足腰と心臓リハビリをすると、ブログに綴っていました。
7月の復帰会見には榊原郁恵さんと、長男の渡辺裕太さんも同席し、親子3ショットを初披露していました。
入院中に60歳の還暦を迎えたそうで、家族から赤いパンツ3枚をプレゼントされ、入院中ずっとはいていたそうですよ。
今年10月には、ラジオ番組に出演し榊原郁恵さんが父親を心筋梗塞で亡くしていたことを明かし、「どれだけかわいそうなことをしてしまったんだろう」と話していました。
リハビリには榊原郁恵さんも付き添ってくれたそうで、感謝の言葉を述べていました。
2022年
2022年には新型コロナウィルスにかかったりと、多くの病気を抱えていました。
最近は、激やせした姿が話題となっており、また何か病気を患っているのでは?と、心配の声もあがっていました。
しかしこれは役作りのためだったようで、2022年10月上演の舞台「今度は愛妻家」で、ゲイバーのママを演じるためでした。
体重は73kgにまで減量したことを明かし、「すべては妻のおかげ」と、榊原郁恵さんに感謝していました。
家族を安心させるためにも、健康診断や定期検査をこまめに行うと宣言した矢先の出来事でした・・・
まとめ
今回は、渡辺徹さんの病気について、紹介しました!
渡辺徹さんは心臓、血管や肝臓、腎臓と、様々な臓器に負担がかかっており、長年闘病生活を送っていたようです。
榊原郁恵さんの献身的なサポートがあったのにも関わらず、とても残念ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。