社会学者の宮台真司さんといえば、若者文学や宗教、教育など、幅広い分野の研究に携わっていますよね。
2022年11月29日、教授を務める東京都立大学で、刃物で切りつけられる事件が起きてしまいました。
命に別状はないようですが、なぜ狙われてしまったのか、評判が気になりますね。
今回は、宮台真司さんの評判について、調査しました!ぜひ、最後までご覧ください。
宮台真司の評判は?
宮台真司さんは11月29日午後4時20分頃、東京都八王子市にある東京都立大学南大沢キャンパス内にて、男に刃物で首、背中などを複数箇所切りつけられ、病院に救急搬送されました。
命に別状はなかったものの、かなり重症ということで、容態が心配ですね。
犯人は未だ逃走中ということですが、キャンパス内で待ち伏せしていた可能性があるようです。
宮台真司さんはメディアにも頻繁に出演しており、著名人ではありますが、なぜ犯人に狙われてしまったのでしょうか?
宮台真司さんの評判については、「好き」という声もありますが、その過激な発言から、「嫌い」という声も多くありました。
たしかに言葉遣いが悪かったり、何を言っているか分からない、という視聴者は一定数いるようですね。
天才と評される
宮台真司さんは、経済学者で起業家の成田悠輔さんからは、『天才』と評されています。
どうあるべきかっていうことを凄え考えてて、だけどできることとできないことも考えていて、結構人の気持ちとかまで気にしてるみたいな人だと思うんですよね。
日経テレ東大学HP
ただあまりにも天才すぎるがゆえに、一般人には理解してもらえないことが多いそうです。
特に若者からすると、「何言ってるんだろう」と思われてしまいがちのようですね。
宮台真司さんには必然性があり、思慮深く発言しているつもりでも、視聴者からすると難しい概念に聞こえてしまうようですね。
宮台真司さんは『天才』がゆえに「嫌い」という声があがっていますが、支持するファンもいるということですね。
学歴・経歴はエリートだった
宮台真司さんの学歴・経歴は以下の通りです。
- 1974年3月:麻布中学校卒業
- 1977年3月:麻布高等学校卒業
- 1982年3月:東京大学文学部社会学専修課程卒業
- 1984年3月:東京大学大学院社会学研究科社会学Aコース修士課程修了
- 1987年3月:東京大学大学院社会学研究科博士課程満期退学
- 1987年 :東京大学教養学部助手
- 1991年 :東京外国語大学専任講師
- 1993年 :東京都立大学人文学部社会学科助教授
- 2005年 :首都大学東京都市教養学部都市教養学科准教授
- 2007年 :首都大学東京都市教養学部都市教養学科教授
- 2008年~2009年:第27期東京都青少年問題協議会 委員
- 2002年~ :番組審議会(TBSラジオ)委員
- 2018年 :「オウム事件真相究明の会」呼びかけ人
天才とも呼ばれる宮台真司さんは、家族もエリートで、父親は大手飲料メーカーの取締役だったそうです。
父親も東京大学農学部出身で、母方の祖父も東京大学出身の生物学者でした。
叔父たちも東京大学出身者が多く、ほとんどがテルモやGEの極東支配人をしていたとか。
母親自身は、英文タイピストで、非常に優秀な家系で生まれ育ったそうですね。
宮台真司さん自身も1浪の末、東京大学教養学部に進学しています。
宮台真司さんはもともと、アントニオ・グラムシの影響を受け、映画で革命を起こすべく映画作家を目指していました。
しかし諸事情で就活ができず、東京大学大学院に進学することとなります。
そのころはテレビ1強時代だったため、記録映画やドキュメンタリーが時代遅れとなっていたものの、「メディアを通じて世直しをしたい」と考えていました。
宮台真司さんがテ〇クラ中毒になった際、女性の悩みを聞いているうちに、社会観察の一端を担っていることに気づき、社会学者を志したそうです。
宮台真司の思想や発言がヤバイ?
宮台真司さんは、メディアでたびたび過激な発言をしていることで知られています。
改憲論
宮台真司さんは、右翼・左翼を批判し、改憲論を述べています。
天皇主義に基づく思想も展開し、自らが定義した政治家に厳しく、小池百合子氏に対してもテロ対策特別措置法を延長したという理由で、売国政治家と批判していました。
自らを改憲派と主張する宮台真司さんですが、自民党が進めている憲法改正案については、「国民も自民党も無知な状態で96条を変えるのはかなり危険。」と警笛を鳴らしています。
ブルセラ論戦
宮台真司さんの代表的な理論と言えば、ブルセラ論戦ですね。
1990年代前半、女子高校生が援助交際や、ブルセラショップで制服や下着を売る小遣い稼ぎが、社会問題化していました。
そんな中、宮台真司さんは「ブルセラ女子高生は凡庸な日本人」と主張し、言論界に殴り込んだのです。
この問題を専門的に調べたきっかけは、当時交際していた女子高生が、援助交際をカミングアウトされたことでした。
最初はショックを受けていた宮台真司さんですが、自分がよく知っている渋谷が別の町になっていたことに気づき、フィールドワークを本格化させたそうです。
タワマン幸福論
今回宮台真司さんを切りつけた犯人は、「タワマン住民ではないか」と言われています。
宮台真司さんは、タワーマンションに住む人間を批判する発言をしており、「タワマン住民の怒りを買った」と言われているのです。
11月26日、「宮台真司のタワマン幸福論」という動画が、PIVOT公式チャンネルでアップされています。
動画内で宮台真司さんは、タワマンの高層階に住む人を「俺は金があるんだ」と揶揄したり、「ノータリン、頓馬」などと、かなり痛烈に批判していました。
たしかにタワマンに住んでいる住民からすると、気持ち良い動画ではなかったでしょう。
もちろんあくまでネット上で言われているだけで、本当に犯人がこの件に関係しているのかは不明ですね。
まとめ
今回は、宮台真司さんの評判について、紹介しました!
宮台真司さんはエリート一族で、社会学者としてさまざまな思想をとなえていました。
天才と評される反面、過激な発言で、嫌いという視聴者もいるようですね。
今後の報道にも注目ですね。最後までお読みいただき、ありがとうございました。